刀の本物と偽者を見分けるポイント4つ

刀の模造品・レプリカ

刀銘がついているものほど価値が高いとされる刀ほど模造品・レプリカがたくさん出回っています。
模造品やレプリカはきちんと刀についての知識がなければ判別することができないものもあります。
一見本物と間違えるように精巧なつくりとなっていますが、レプリカや模造品には欠点があります。
本物よりも劣っていることはあきらかですし、まさかこの値段で売られているなんて…と不審に思った時点で本物かどうか怪しいところです。
低価格で刀を購入したいのであればレプリカや模造品でも良いですが、いつか買取店で売るかもしれないことを考えると高く売れるのはもちろん本物の方です。
レプリカや模造品を本物と偽り、高い値段で売っている悪徳業者もいるので十分に注意しておかなければなりません。

銘のバランス・文字に注目する

無名の刀もありますが、価値のある刀にはほとんど銘が入っています。
銘とは刀を製作した人の名前のことであり、刀がいつの時代につくられたのか、どのような流派の刀なのか証明することができる大事なものです。
この銘によって刀の価値が決まるといっても良いでしょう。
本物を写したような刀には必ずこの銘に不備がみられます。
例えば、全体的に銘のバランスが悪くなっていたり、銘の彫り具合が弱かったりとおかしい点があるのです。
本物はしっかりと銘が力強く入っており、刀の形に合っているようなバランスで美しく刻まれています。
いくつかの正しい刀銘を見て本物がどのようになっているのか把握する必要があります。
偽者の銘と比較するためにも本物の銘をチェックしておいた方が良いでしょう。
最初は分からないかもしれませんが、慣れてくると見て分かるようになります。
草書銘のように特徴のある銘は真似がしやすいものとなっているので要注意です。

茎(なかご)をチェックする

手を持つところ刀身の柄の部分となるところが「茎(なかご)」と言われている部分です。
ほとんどの刀銘はこの茎の部分にみられます。
古刀には茎に2つの穴があけられていますが、近代前後になると1つの穴があけられるようになっています。
偽者を見分けるポイントのひとつはこの茎の部分をチェックすることです。
偽者には茎と目釘丁の錆がおかしい点があります。
不自然に穴が開けられていたりと不自然な点がみられるのです。
また、銘の中の錆と茎の錆の色がまったく違う場合もあります。
色が違うケースは必ず偽者となるのですぐに判別することができるでしょう。
一流の名工は茎の些細な部分までしっかりと製作されています。
ひとつも不備なところがないので茎の仕立ても非常に素晴らしい出来となっています。
やすりが下手になっているものは偽者の可能性があり、柄をとって茎の部分をみるとすぐに偽者か本物か分かるので知っておくと良いです。

鑑定書があるかどうか

刀の買取において鑑定書があるとより高く売ることができますし、安心して取引を進めることができます。
鑑定書はその刀が本物であるという重要な証拠になるので大事なものです。
きちんとしている刀の販売店は日本美術刀剣保存協会が発行している鑑定書を必ずつけて販売しています。
刀の本物と偽者を見極めたいのであれば鑑定書もついているかどうか確認してください。
そこで鑑定書がついていない刀・日本刀は偽者の可能性があるので購入せずに済むことができます。
鑑定書ではなく認定書を持っている人もいますが、認定書は今は発行が廃止されており、ほとんどは鑑定書で発行しているので、改めて鑑定書を発行することをお勧めします。