刀・日本刀の鑑定方法について

刀の相場を把握しよう

家から代々伝わる代物、物置にねむっていた刀など人それぞれさまざまな刀を鑑定に出すと思います。
買取店に行って査定してもらうか、鑑定士に直接頼むかどちらかになるでしょう。
刀・日本刀を売る場合は自分の刀がどのくらいの値段になるかある程度把握しておいた方がより効率的に買取を進めることができます。
鑑定士、買取店のもとにもっていく前に刀の相場を確認しておきましょう。
刀・日本刀の相場は年々少しずつですが上昇傾向にあります。
重要文化財・美術品に値する刀であれば数千万円~数億円まで価値が上がります。
刀がつくられた時代によって価値が変わり、レアな刀であればあるほど重要文化財クラスに近付くことになります。
では、刀の鑑定方法はどのように行われているのか詳しくみていきたいと思います。

在銘か無名どちらになるか確認

まず基本的な刀の鑑定方法は「在銘」があるかどうかを確認することから始まります。
銘はその刀を製作した鍛冶職人の名前のことです。
刀の刃を上向きにして差したときに中央付近にみられます。
銘は刀が誰によってつくられたのか、その刀そのものの価値を表すものです。
今現在では模造品やレプリカがたくさん出回っているので見分けることが難しい状態となっています。
刀について知識や情報をもっているプロの鑑定士は刀銘があってもそれが本物かどうか調べます。
刀銘によって誰がつくったのか分かると同時に、その人の流派やつくられた時代も判明します。
いつつくられたのかという時期も刀の鑑定には大きく影響することになります。
その時代に合っている作風かどうか、どのような位置づけがなされていたのか時代背景を通してみるとができるのです。
銘があるかどうかが1番最初のカギになってくるでしょう。
自分で判断するためにはさまざまな刀銘があるので知識を身につけておかなければなりません。

無名の刀の鑑定方法

在銘であればそこに彫られてある銘からつくられた時代や流派を特定することができますが、無名の刀の場合は刀銘としての価値はつけられないので低くなってしまいます。
鑑定方法は、最初に原型の刀か、それとも磨り上げられているものなのかどちらか判断をします。
つくった人やつくられた時期を特定していかなければならないので大まかに慶長(元号)から分かれる古刀期か新刀期かどちらかに分類します。
そこから細かな鑑定が始まっていくのです。
刀の種類を大まかなところからどんどん細かいところまで分類していかなければ誰がつくったのか特定することはできないでしょう。
古刀期のものであれば1596年以前の刀、新刀期のものであれば1596年以降につくられたものです。
ライトの光を使い、刀の地肌をチェックしていきます。
ここでチェックするのは刀文です。
刀文から製作された国・流派・作者をある程度絞ることができます。
その時代によって流行した刃文もあるので刀の地肌は無名の刀にとって大事な鑑定項目でもあるのです。

刀剣の格付けランク

公益財団法人である日本美術刀剣保存協会によって刀剣の格付けランクがされています。
このランクは刀の鑑定方法において重要なものであり、知っておくと損はありません。
1番価値が高いとされているのは特別重要刀剣、2番目は重要刀剣、3番目は特別保存刀剣、そして最後は保存刀剣の全部で4種類があり、ランク付けがされています。
この中のどれに当てはまるかどうかで刀の価値が決められ、このランク付けをすることにより刀の価値基準ができているのです。